アフラック 情報漏洩:約440万人分、何が漏れたか
Remove Me編集チーム · 公開日:2026年11月1日 · 読了目安:1分
要点
アフラック生命保険は、契約者専用サイトなどへの不正アクセスで約440万人分の個人情報が漏れたと公表しました。不正利用は確認されていないとしていますが、不審な電話やSMSには注意が必要です。
この記事は、次の総合ガイドの一部です: 情報漏洩のお知らせが届いたら:まずやること
アフラックの情報漏洩で、何が公表されたか
アフラック生命保険は、契約者専用サイト「アフラック よりそうネット」などのシステムが第三者の不正アクセスを受け、個人情報を含む情報が漏れたと公表しました。お客様に加えて、代理店の個人情報も含まれるとしています。
同社の説明によると、2026年6月25日の午前6時30分に、システムの処理装置への高い負荷を検知しました。調査の結果、不正アクセスが最初に起きたのは6月10日で、6月25日までに複数回あったことが分かっています。
2026年10月1日の時点で、情報の不正利用は確認されていないとしています。
対象になるのは誰か
漏洩した人数は、お客様ベースで約440万人です。このうち約22万人は、保険料振替口座の情報も含まれます。
対象は、よりそうネットに登録していた人に限りません。アフラックは、現在の契約者だけでなく、過去に契約していた人も該当し得ると説明しています。
該当する人には、2026年7月10日から順次、お詫びと注意を記した文書を送り、7月30日に発送を終えたとしています。文書には、漏れた項目と問い合わせ先が書かれています。届いていない人が確認したい場合は、専用コールセンターに問い合わせるよう案内されています。
漏れた情報の種類
対象の人によって項目は異なります。アフラックが挙げているのは、2026年6月25日時点で登録されていた次のような情報です。
- 契約者の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号
- 被保険者の氏名、生年月日、性別
- 受取人の氏名
- 証券番号、保障内容、第二連絡先の情報
- 保険料振替口座(金融機関名、支店名、預金種類、口座番号、口座名義など)
マイナンバー、クレジットカード情報、メールアドレスは含まれていないとされています。よりそうネットのIDとパスワードも漏れていないと説明されています。
会社が公表した原因と対応
アフラックは、原因を次のように説明しています。攻撃で使われたアクセスとデータ照会の手口への制御が不十分でした。アクセスの形が通常の利用と同じだったため、不正アクセスとしてすぐには検知できませんでした。短時間に大量の照会があった場合の監視や制御も不足していました。
設計時のセキュリティ確認やリリース前の侵入テストはしていたものの、この手口のリスクは想定できていなかったとしています。再発防止策は2026年7月31日に公表し、監督官庁等にも報告したと説明しています。
対応として、次の点が公表されています。
- 漏洩防止のため、よりそうネットを停止し、再発防止策と安全性の確認を終えて2026年9月28日に一部を除き再開しました。
- 再開後は初回登録の方法が変わり、パスキーの設定を勧めています。
- 支援金などの請求と、受取人の登録・変更は、2026年9月28日の時点で、よりそうネットでは使えません。コールセンターでは受け付けています。
- 漏れた保険料振替口座の情報を、犯罪を防ぐ目的で該当する金融機関に提供しています。
金融機関への提供について、アフラックは、個人情報保護法第27条第1項第2号に基づくもので、あらかじめ個人情報保護委員会に照会し、適法であることを確認したと説明しています。個人情報保護委員会自身の発表は、今回は確認できませんでした。
今すぐできること
- 届いた文書があれば、どの項目が漏れたかを確認します。口座情報が含まれるかどうかは、コールセンターでも確認できます。
- 通帳、公式アプリ、ネットバンキングの明細で、入出金の履歴を定期的に見ます。身に覚えのない取引があれば、金融機関とアフラックに連絡します。
- 暗証番号、ID、パスワード、ワンタイムパスワード、SMSで届く認証コードは、誰にも伝えません。アフラック、金融機関、公的機関から、これらを尋ねることはないと同社は説明しています。
- ATMの操作、送金、キャッシュカードの受け渡しを求められても、応じません。
- 契約者、被保険者、受取人として家族が関係している場合は、家族にも同じ注意を伝えます。
アフラックは、漏れた情報だけですぐに預金が引き出されるわけではないとしたうえで、この情報を悪用して会社や金融機関、警察などを装う詐欺に注意するよう求めています。
その後に増える可能性のある詐欺
アフラックは、個人情報の漏洩に便乗した不審なSMSが届く可能性があると注意しています。正規のサイトを装った偽サイトに誘導されるおそれがあるため、返信せず、記載のURLも開かないよう求めています。手続きは、公式アプリや公式サイトから行います。
電話については、「口座を守るため」「確認が必要」などと言って不安をあおり、情報を聞き出そうとするものに注意するよう呼びかけています。
警察庁も、メールやSMSのリンクは安易に開かず、公式サイトのブックマークや公式アプリから接続するよう案内しています。フィッシングの被害に遭った場合は、最寄りの警察署かオンライン窓口に通報や相談ができます。同じID・パスワードを使い回している場合は、すべてのサービスで速やかに変更するよう案内されています。
見分け方はフィッシングメールの見分け方、パスワードの変え方はパスワードの変え方にまとめています。
補償や訴訟について
今回読んだアフラックと警察庁の資料には、補償の案内や集団訴訟、和解の記載はありませんでした。公式の和解サイトも確認できていません。補償に関する案内は、アフラックの公式発表やコールセンターで確かめてください。
公開情報を確認する
Remove Meは、公開されている情報と、これまでに知られている漏洩情報を調べます。まだ削除の依頼を代わりに送る機能はありません。
このスキャンは、アフラックの今回の事案を個別に探すものではありません。結果に何も出なくても、情報が漏れていないとは言い切れません。上の手順は、結果に関係なく行ってください。
メールアドレスの漏洩の調べ方はメールアドレスの漏洩を確認する方法で説明しています。
出典
よくある質問
- 自分の情報が漏れたかどうかは、どう確認できますか。
- アフラックは、該当する人に2026年7月10日から順次、お詫びと注意を記した文書を送り、7月30日に発送を終えたとしています。届いていない場合は、専用コールセンター(0120-332-856)に問い合わせるよう案内しています。
- 口座情報も漏れたのですか。
- 約440万人のうち約22万人は、保険料の振替口座に関する情報も含まれるとアフラックは説明しています。含まれる項目は、金融機関名、支店名、預金種類、口座番号、口座名義などです。
- クレジットカード番号やマイナンバーも漏れましたか。
- アフラックは、マイナンバー、クレジットカード情報、メールアドレスは含まれていないと説明しています。よりそうネットのIDとパスワードも漏れていないとしています。
- よりそうネットのパスワードは変えたほうがよいですか。
- アフラックは、ログイン情報は漏れていないので使い続けても問題ないとしています。不安な場合はパスワードの再設定ができ、パスキーの登録を勧めています。
- 不審な電話やSMSが来たらどうしますか。
- 折り返しや返信はせず、記載のURLも開かないでください。アフラックは、暗証番号や認証情報を伝えないこと、ATMの操作や送金の指示に従わないことを求め、相談先として専用コールセンターを案内しています。
出典
編集方針
この記事は、上に挙げた公的な情報源をもとにRemove Meチームが執筆しています。情報源に変更があった場合は、記事を更新します。内容は情報提供を目的としたもので、個々の状況に合わせた法的助言ではありません。
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